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10月 日本語暗唱教室だより |
(2011,10,18, Tuesday) |
すっかり秋らしくなり、過ごしやすくなりました。
金木犀(きんもくせい)の香りが街角に漂っています。
先月の三之助さんの落語は楽しかったですね。あれから、ご家庭の方でも小噺が
聞かれたのではないでしょうか。
今回は、伊藤秀利先生(県立松尾高校校長)をお迎えしての講座で、俳聖と言われ
世界的にも知られている松尾芭蕉の『奥の細道』です。芭蕉は、江戸時代前期の人で、
プロの俳諧師です。江戸に住んでいたのですが、旅を好み、日本各地を訪ねながら
俳句を作っていったようです。今回の『奥の細道』は、江戸を出発し、東北の地方を弟子
の曽良と共に訪ねた旅行記です。
各地で作った俳句の中で、「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」という俳句は聞いたことが
あると思います。盛夏、山形県山寺の立石寺で読んだ句です。その他、今年世界遺産
に登録された平泉で読んだ句とかいろいろあります。
それまでの俳句は、戯れ歌のような部分もありましたが、芭蕉によって芸術性の極めて
高いものになったと言われています。
余談になりますが、俳句は五七五の十七音の世界で一番短い定型詩です。なぜこんな
短い詩が日本で生まれたのか、とても不思議ですよね。その理由として、蒸し暑い日本
の夏に、多くの言葉を使っていたら暑苦しい。そこで、言葉を最小限に切りつめた俳句が
誕生したとも言われています。
俳句の誕生は蒸し暑くて耐え難い日本の夏のおかげ?なのでしょうか。
【長谷川】
本日の講師 伊藤秀利先生。 「三里に灸すうるより・・・」疲れに効く三里というツボがこの辺
講座前半・後半の間に呼吸法やストレッチ。体に新しい酸素が巡り、ほぐれてきました
今日のおやつは干菓子!芭蕉の旅の足元にもきっとこんな落ち葉や木の実が。
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| 日本語暗唱教室/大会 | BeCOM | 09:28 AM | comments (0) | trackback (0) | |
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