わたしたちの本棚 2024年9月
わたしたちの本棚 2024年9月
「ガーベラもダリアも花と呼ぶきみが コスモスだけはコスモスと呼ぶ」
工藤玲音さんの短歌です。
明後日は仲秋の名月。秋ですね。
今月は“ファンタジー”な「わたしたちの本棚」です。
▶『星をつるよる』キム・サングン著/すんみ訳
眠れず、ひとりぼっちのような不安な真夜中を過ごしたことのあるすべての人へ。著者の思いがつまっています。
▶『クスノキの女神』東野圭吾
不思議な力を持つクスノキというファンタジー要素がありつつ、その番人を任された青年やそこを訪れる人々の、人生の選択に向き合う姿や絆、成長が描かれた物語。
▶『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』荒木健太郎/気象学者
気象庁気象研究所の研究官による気象学入門ですが、“珈琲で味わうエルニーニョと積乱雲”、“ブルーモーメント”、“シンデレラタイム”と、小見出しに踊る文字はファンタジー☆
市民の防災リテラシー向上にも努める著者が一般向けに書いた読みやすい本です。
因みに荒木氏は2010年から2年間、銚子地方気象台に勤務していたそうです。
\参加者募集/