わたしたちの本棚 2024年7月
パリオリンピックまであと少し。
今月の「わたしたちの本棚」は、スポーツやパリをテーマにピックアップしました。
▶ 『たゆたえども沈まず』原田マハ
キュレーター、美術館勤務などの経験を活かし、アート小説を多く手掛けている原田さん。 当作はゴッホを描いたフィクションですが、弟テオのストーリーとも言えるかも。 因みに、セーヌ川の氾濫からの再建のシンボルとして使われ始め、パリ市の紋章にも書かれている言葉が Fluctuat nec mergitur「たゆたえども沈まず」
▶『その1秒をけずりだせ』酒井俊幸/東洋大学陸上競技部監督
根駅伝に限らず、スポーツ、日常にもつながる哲学書のようなこの一冊は、例えば部活に励む中高生にもおすすめです。
▶ 『心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣』長谷部誠
日本代表主将としてワールドカップ出場、ドイツでの長年のプレイ、そしてフランクフルトU-21コーチ就任。周囲に安定感をもたらしてきた長谷部選手。 当書は、2011年発行と新しくはありませんが、スポーツ選手の著書としては初のミリオンセラーでもあり、今でもおすすめの一冊です。