わたしたちの本棚 2023年9月
9月の「わたしたちの本棚」は、ことばの冒険の部屋スタッフから! 秋の夜長に“短歌”はいかがでしょう♪
▷『富士山うたごよみ』俵万智 短歌・文/U・G・サトー 絵
俵万智さんがU・G・サトーさんの絵に喚起され、子ども向けに書き下ろした児童向けの歌集です。 24節季を巡る1首1首に、富士山とその短歌をモチーフにした絵、そして子どもにお話しているような俵万智さんのひと言が添えられています。 分かりやすいのに味わい深い。一人で読んだ後、小さな子と一緒に読みたくなりました。
「ぶらんこにうす青き風見ておりぬ 風と呼ばねば見えぬ何かを」
▷歌集『月を食う』佐佐木定綱 ※現代歌人協会賞受賞作
こちらはぜひ大人の方に!若手歌人の、繊細、骨太、情緒的、リアル、生、死、色々な表情が混在し、通してどこか品があるような。また1冊、本棚に宝物が増えました。
「ぼくの持つバケツに落ちた月を食いめだかの腹はふくらんでゆく」
\NEWS! U-18 短歌募集/
「心を表す言葉と出会う」と題し、18才以下を対象に、「愛、LOVE」をテーマとした短歌を募集します。 なんと!12月17日、COMCUP英語・日本語スピーチ大会にて、全応募作品の中から10首を佐佐木定綱氏が選評してくださることになりました!
\ことばの冒険の部屋 9月30日 参加者募集/